猫の慢性腎不全|中野区鷺宮のさぎのみや動物病院は飼い主さんにとってわかりやすく、なんでも聞ける雰囲気での診療を心がけております

さぎのみや動物病院

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猫の慢性腎不全

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猫の慢性腎不全とは

中年齢以後の猫に好発する、慢性かつ進行性の腎臓機能障害です。猫は腎臓の構造がヒトや犬と異なり、尿細管という部分が障害を受けやすい事から発症数が多い傾向があると言われています。

初期はほぼ無症状である事が多く、
初期〜中期は多飲多尿(水を多く飲み、尿が多く出ます)
中期〜末期は脱水・体重減少と嘔気、食欲不振など
末期〜は脱水・強い嘔気・食欲廃絶・てんかん発作・粘膜障害
このような症状で推移していく事が多いです。慢性腎不全の診断には、血液検査・尿検査(+画像検査)を用います。血液検査と尿検査の結果により、国際的な慢性腎不全のステージ評価であるIRIS分類に則って治療を考えていきます。治療といっても、残念ながら根治(治療の必要がない状態)させる事の出来ない病気ですので、生涯付き合っていき、悪化させないよう努めていかなければなりません。

さぎのみや動物病院での治療ですが、ごく初期には腎臓病を持つ猫ちゃん用の処方食を中心とした食事療法をスタートする事が多いです。慢性腎不全の進行を抑制するACE阻害薬と呼ばれるお薬や、吸着剤と呼ばれる尿毒素を減らすお薬を併用する事もありますが、腎臓の数値や本人(本猫?)のお薬への抵抗感によって、処方を検討します。また、進行してくると点滴治療(脱水の治療)や高血圧を抑える降圧薬なども必要になる事がありますが、猫ちゃんとご家族との関係性や生活スタイルに合わせて、出来るだけ負担の無い治療法を提案できるよう努めています。進んでしまった腎不全に対して点滴治療をスタートし、良い結果が出るのは喜ばしい事ですが、点滴治療は定期的な通院を強いられてしまうという点で悩まれる方も多いかもしれません。しかし実は、点滴(皮下点滴)はご家族の方々が自宅でできる場合もあります。もしも治療でお悩みの際は一度ご相談いただければ、点滴の仕方などふくめて丁寧に対応させていただきます。

おおよその費用の目安

血液検査:採血料+検査代 4180円
(完全血球計算+腎臓数値3項目)
画像検査:腎臓超音波検査 1100円
(腎臓のみの場合)
尿検査 :尿一般性状+尿沈渣検査 1650円
(自宅採尿が困難であれば、採尿料+550円)
(尿蛋白定量検査は別料金+1320円)
点滴治療:院内皮下点滴 1650円
自宅皮下点滴 点滴パック500mL 550円
輸液チューブ 440円
点滴用針 110円

セカンドオピニオン対応しています

いままでの血液検査や尿検査のデータがあれば、持ってきていただけると幸いです!

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